弊社高性能住宅の主な標準仕様
■コンクリート基礎
コンクリート一体打設; ベタ基礎(平坦地の場合)、コーナーハンチ付き; 基礎断熱工法
布基礎(主に傾斜地の場合) 、床断熱工法
鉄筋 スラブ部 D13@200
立ち上がり部 D10@200
弊社が一体打ちのコンクリート基礎とする理由は、下図にも書いてある通り、シロアリの侵入可能性がないことと、何より強度的に堅固なものとなるからです。
■構造材
無垢柱
無垢梁/桁
集成材は木材を薄くスライスしたものを化学接着剤で貼り合わせたものですが、化学接着剤はその寿命がおおよそ30年です。いづれ剥がれるものを建物の重要な要素である柱や梁には使えません。これが弊社が集成材を使用しない理由です。
但し、あまりに広い空間を作るためには、集成材梁を使わざるを得ない場合がありますので、この点はご了承ください。でも、弊社は本当は集成材を使いたくありません。
■断熱材
外壁側 木繊維断熱材(ドイツSTEICOシュタイコ製または同等製品)
内壁側 木繊維断熱材(ドイツSTEICOシュタイコ製または同等製品)
基礎部 押出法ポリスチレンフォーム断熱材 (一部、基礎部に埋め込む必要があるため化学系断熱材を使用します。)
弊社が木繊維断熱材を使用する理由は、第一に持続可能な未来のためSDGsの観点から採用しています。それと、欧州規準の建物を提供したいという考えと木に囲まれた家を具現化するために採用しています。
■耐力面材(耐震ボード)
モイスTM
弊社がモイスTMを標準仕様にしている理由は、先づ第一にその耐震性能の高さと調湿性能の高さです。過去に様々な耐力壁材を使用してきました。どれも、一長一短がありますが、いろいろ検討した結果として、弊社の高性能住宅の耐力壁材としては、総合的に見てモイスTMが一番であると考えています。
■防蟻処理
ホウ酸 塗布または噴霧
弊社が防蟻木材を使わずにホウ酸を使用している理由は、人に優しいものであるから。これに勝る理由は見当たりません。5年程度で揮発するような農薬系薬剤漬けの防蟻木材なんて使いたくもありません。
■屋根材
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板を標準採用している理由は次の通りです。
(もともとは瓦屋に生まれた人間ですが、)瓦は重い。セメント瓦(モニエル瓦)はナンセンス。スレートは人工物で耐久性に問題がある。かと言って、天然スレート石材は非常に高価。そんな感じで消去法で残ったものが、ガルバリウム鋼板です。ただ、+のオプション(アップグレード)として平瓦、そして-のオプション(ダウングレード)としてアスファルトシングル材をお勧めします。
■壁材
外壁 漆喰(しっくい)塗り (またはヘーベルパワーボード)
内壁 漆喰(しっくい)塗り、一部漆喰クロス (または紙クロス オガファーザー)仕上げ
弊社が漆喰(しっくい)を標準仕様としているのは、とにかく住空間の空気を美味しくしたいからです。特に内部壁面の面積は非常に大きいため、人間に対する影響が非常に大きいです。新建材だらけの住宅では、アレルギーになってしまいます。
さまざまな左官技法により、和風から南欧風など、表情豊かな内装を自由自在に描くことができます。
優れたデザイン性によりイメージ通りの空間を創造できます。
■バルコニー防水
金属防水
弊社がFRP防水を標準にせず金属防水を標準にする理由は、なによりメインテナンスフリーの考えからです。FRP防水だと築後15年から20年もすれば必ず亀裂が入りメインテナンスの必要性に迫られます。それを回避するために初めから金属で覆ってしまって雨水の侵入を阻止してしまえば、そのようなメインテナンスは不要です。これが金属防水を標準としている理由です。
■床材
無垢フローリング(標準: パイン材)
無垢フローリングを標準にしている理由は、とにかく人に優しいからです。木材の匂い、肌触り感、見た目、どれをとっても人に優しいからです。
■内部建具
フルハイトドア
フルハイトドアを標準仕様としている理由は、とにかくカッコいいからです。それと、何よりスッキリ。シンプルモダンの住宅を手掛ける弊社としてはダサい物は使いたくありません。
フルハイトドアはドアの高さが天井まであり、枠が見えない独自のスタイルで、室内の空間をより広く、明るく見せる画期的な内部建具ドアです。