家づくりの考え方
「家族が安心して安全に暮らせる」
「少ない光熱費で快適に暮らす」
この二つが弊社の家づくりのコンセプトです。
夏でも冬でも家中どこでも温度差が少ない
年間に19,000人もの人が家の中でヒートショックで亡くなられています。
交通事故の4倍の死亡者数です。
ヒートショックの大半は冬場に起こっています。
ヒートショックとは、急激な温度変化による血圧の急変動ですが、このような急変がいつ起こるか分からないので弊社の建てる高気密高断熱の住宅は1階と2階の温度差が±2℃以内、建物の南北間の温度差が±2℃以内になるように設計しますので家中どこでも身体で感じるほどの温度差はありません。
きちんと、断熱や気密、そして換気ができていないと、1階/2階で10℃、南北間で15℃もの温度差がある住宅が今でも普通に新築で建てられています。
特に建売住宅(分譲住宅)ではよくありがちです。
よくあるのが、リビングルームはエアコンで空調されているので快適でも、夏にトイレで用を足すときに汗びっしょりになるとか、廊下に出るとムッとするとか、冬に脱衣所や浴室はメチャクチャ寒いとか、玄関土間部分がやたらと寒い冷たいなどが一般的だと思います。
エアコンディショナーやファンヒーターを使って温度差をなくすこともできますが、断熱、気密、計画換気がきちんとできていると少ないエネルギーで身体に負担のない「安心して安全に暮らせる家」を作ることができます。
■参考文献1
■参考文献2
特に昨今の光熱費の急激な値上がりは世界情勢のことも相まって収まる気配がありませんので、できるだけ夏の日射は遮って、冬の日射は取り入れる「太陽に素直な設計」を心掛け、パッシブ設計に基づいた高性能住宅、パッシブ住宅であれば、「安心して安全に暮らせる家」になります。
そして、冷暖房計画もパッシブデザインも気密も考慮した設計により、安い冷暖房費で快適な暮らしを送ることができるようになります。
何より温度差の少ない住宅では病気になりにくく長寿になるという研究結果もあります。
世の中には、一概に高気密高断熱の家と言っても様々であり、良い高気密高断熱の住宅もあれば、あまり高気密高断熱の家とは言えない高気密高断熱の家もあるのが実情です。
したがって、弊社は、弊社が考える本当の高気密で高断熱の住宅に特化しています。
耐震性能にこだわる
耐震性能にこだわる
建物の壁の直下率を高くしてコストを掛けずに耐震性能を高めることはもちろんのこと、それ以外に耐震等級3を取得することを前提で設計します。
2016年に発生した熊本地震では耐震等級3の建物で全壊した建物は1棟もなく、命を守るという観点では、耐震等級3以外の選択肢は存在しません。
したがって、弊社の建てる注文住宅では、全て耐震等級3の建物となります。
自然素材を使う
室内には、自然素材を使います。
<床>
パイン(松)、バーチ(樺)、メイプル(楓)などの無垢材を使用します。
<壁>
標準仕様では漆喰を使います。
いづれも室内の空気中の湿気を吸ったり吐いたりして調湿する素材です。
漆喰は珪藻土とは違い、漆喰そのものの成分により固まる性質を有しており、つなぎ材として接着剤などを含んでいない人に優しい素材であるため、弊社は標準的に漆喰を使用しています。
尚、予算が厳しい場合には漆喰クロスやエッグウォールを使用することがあります。
<天井>
基本的に壁で使用する建材と同じものを使用します。
■注文住宅、特に高性能住宅の新築の際に弊社が極力使わないものは次のものとなります。
集成材の柱や梁 (但し、あまりに広い部屋の場合のみ、集成材の梁を使うこともあります。)
ビニールクロス
木質系フローリング
合板に木目模様のフィルムを貼ったフローリング(シート貼りフローリング材)
化学接着剤
工業製品で狂いもせず早く安く簡単にできることは魅力ではありますが、弊社では極力使用しません。
「家族が安心して安全に暮らせる」ことを考えた場合、高性能住宅を提供するが故の樹脂サッシは仕方ないとはいえ、ビニールやプラスティックなどの石油系素材製品、そして、いづれ必ず剥がれる化学接着剤に囲まれている住宅が安心して安全に暮らせる家とは思えません。